『木でも草でも竹でもない、笹の籠』
〜実用性だけでなく美しさも兼ね備え、大切に使えば一生もの〜
北海道の中央部・旭川市の北西に位置する比布町に工房を構え、周辺の山で育つ千島笹(チシマザサ)で籠を編んでいる近藤さん。千島笹は、通称「根曲がり竹」と呼ばれ親しまれていますが、実は笹類。雪の重みで根元が曲がることから「根曲がり竹」という愛称がつけられています。冬の寒さにも耐え忍び、深い雪に押しつぶされながらも堅牢に育つ千島笹は世界中の数あるタケ・ササの中で最も強靭と言われています。
古くからの伝統的な技法に独自の感性を取り入れ、千島笹の特徴を生かした新しいデザインの作品を作り続ける近藤さんは、作品に大地の力強さを感じてもらい、千島笹工芸を未来へ伝承したいと考えています。
今回、ハルニレポッポでは近藤さんをお招きし、料理をご提供する際に使用する笹籠をスタッフ自らが制作を行いました。一つも同じものはない、一点ものの笹籠で料理がさらに美味しく感じられるかもしれません。
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