さっぽろ病院院長 森先生にインタビュー
森伸介(もりしんすけ) さっぽろ病院 院長
獣医師歴:19年
趣味:車が大好き!特に季節のいい時期、古い車に乗るのが最高です!!!
1.獣医師になるきっかけについて教えてください。
幼い頃から、ずっとねこと共にいる環境にいました。当時、病気になるねこや交通事故で亡くなるねこに遭遇した時に悲しいけれどしょうがないと思っていたのですが、大きくなるにつれて自分にできることがあるのではないかと考えるようになり獣医師を目指しました。大阪出身ですが、大自然の北海道での暮らしに憧れて酪農学園大学に進学しました。
2.先生の獣医療における得意分野(もしくはより専門性を高めたい分野)を教えてください。
得意分野は内科全般、特に循環器です。獣医師になって3年目の時に高度医療の必要性を感じ、大学病院で2年間、内科専門にて学びました。そこでは医療にかける情熱や専門分野の素晴らしさを知ることができました。
3.どのような獣医療を理想としていますか?
大学病院での学びを通し、高度医療が進めば進むほど治療に付いてこれなくなる事もあり、飼い主さんとどうぶつが置き去りになってしまう事も少なからずあります。医療というのは誰もが受けられるものであるべき、というのが私の信念です。
一方的に過剰な検査や治療を行うのではなく、それぞれのどうぶつや飼い主さんに合った治療というものを共に探っていく、それがホームドクターのあるべき姿だと思います。
だからこそ普段の診療では、飼い主さんとしっかり話をして動物に向き合う事を意識しています。内科診察においては、小さな異常を感知することができるかがとても大事です。
そこを見つけ出せるかどうかは内科医としての能力にかかっていると思うので、日々技術の向上に努めています
また、病院運営で心がけていることは、みんながただ仕事をこなすことにはならないように余裕を生み、そこから飼い主さんやどうぶつたちへ向いてくれたらと思っています。
また、個人的な展望ですが、老犬の介護と医療の連携なども何かしらの形で実現できたらいいなと思っています。