2024.03 .01

柘植 勇祐(つげ ゆうすけ)

柘植  勇祐(つげ  ゆうすけ)

獣医師になるきっかけについて教えてください!

今思い返すと 、幼い頃からいつも自分の周りには生き物たちが溢れている環境でした 。
いぬやねこも飼っていましたし、自然の中で生きる動物たちと遊ぶことも大好きでした。子どもができるまでは、趣味でスキューバダイビングなど もしていて海の中にいるどうぶつたちともよく触れ合っていました。大きなきっかけがあったわけではないですが、生 き物が身近だったこともあり自然とこの道を目指していました。

先生の獣医療における得意分野(もしくはより 専門性を高めたい分野)を教えてください。

基本的には外科を得意としており、軟部組織外科※1、 腫瘍外科※2、一般外科ですね。
今まで大学病院 、自身の病院とで比較的困難な外科疾患症例 を診てきました。
ここでもしっかりと説明をし 、飼い主さんの同意の元 、院内のスタッフと積極的に連携をとり 、手術を実施しています。

本日も肝臓の腫瘍を治す手術を行いました 。もちろん外科はリスクはつきものです。だからこそ医師としてどこまで覚悟を持てるかがとても大切です。しっかりと説明をして 、これからも1 . 5 病院としてで きる限り外科の症例を増やしていきます。

※1軟部外科とは、神経外科・整形外科以外のほぼすべての臓器 や組織を扱う外科のこと
※2がんなどの腫瘍を取り除く手術、治療を行うこと

9月に開院して半年ですが 、これからどのような 病院を目指していきますか?

病気が治る病院を目指していきます 。治らない病気だったとしても痛みや辛さを出来る限り取り除くよ う努力します。

私事ですが新卒で緑の森に入社をしその後大学病院 、自分の病院を開業 、そして獣医師として1 7 年 目 で ご縁が再び繋がり 、緑の森に戻ってきました 。様々な経験を経てきたからこそ 、出来る医療の幅があります 。

それぞれの場所で培ったことを礎に 、この病院(AZem発寒病院)では命に向き合い治すことをあきらめない姿勢を大切にしています。医療の根である治すことをチームみんなで目指し、看護師にも出来るだけ実 践の場に立ってもらっています。こうした現場経験によりスタッフみんながモチベーションを高く維持し 、チ ー ム 1 つ で 歩 め て い ま す 。

開院以来、スタッフには「どうぶつに対して、情熱を持っ て向き合いましょう」と呼びかけています。旭川のように、 このまちも1.5病院としての役割を自分自身の姿勢を通 し伝えていくことで、数年かけて緑の森イズムを注がれ大きく成長していくと思います。