2023.10 .02

緑の森どうぶつ病院発寒✖️AZemの森ナーシングPARK

緑の森どうぶつ病院発寒✖️AZemの森ナーシングPARK

AZemの森ナーシングPARK

中村獣医師によるフード相談

どうぶつ病院の手前に併設した、
“AZemの森ナーシングPARK”。

正面玄関を進み、両側から繋がる半地下に続く階段の先に森がお出迎えします。

株式会社ホンマと共同で取り組む“ナーシングPARK”は、
待合空間としてだけではなく、国家資格愛玩動物看護師がPARK内に常勤し、
病気になる前も、なってからも、気軽に相談できる場所として生まれました。
また、
ペット栄養管理士、しつけのインストラクター、によるクラスも定期開催
飼い主さんと家庭動物の生活を専門家と日本一の品揃えの商品群とともにサポートします。

“森を都会へ”
樹木を守る若い木こりアーティストが北海道の森の副産物を運んできました。

全体風景

空間デザインは、
“森を都会へ”樹木を守る若い木こりアーティスト野中くんが北海道の森の副産物を運んでつくりました。

・粘土室の土に水を含ませみんなでひいた土のマット
・鳥籠のようなねこちゃんの待合室は、中に遊べるキャットツリー
・仕切りには、白樺の麻生積み
・病院に向かう壁は自然のかおり漂う牧草
・お困りごとに合わせて選べる病院専売品の商品棚は白樺の一枚板
・装飾はアーティスト感性光るオブジェが各所に
・旭川を中心に活動されている、写真家半田菜摘による野生どうぶつのウォールピクチャー

わんちゃんが緊張しないで寝転がりながら待てる、もちろんおしっこしちゃっても土だから次亜塩素酸水をかければ大丈夫!
いつも都会の中でお散歩が難しいねこちゃんも
本物の木でできたキャットツリーで自然を感じることができます。

想像を越えたデザインへ

森のシャワーアート

今回のPARKは、新しい会社設立後最初の仕事となりました。元々、大学でコミュニティデザイン、空間デザイン、そしてキュレーションと社会と繋ぐデザインを学んできましたが、対象を人からどうぶつへ替え新たな挑戦となりました。

病院の手前の待合い空間(ナーシングPARK)は、木こりの野中くんを中心に、Greenshapers、どうぶつ病院、AZem スタッフみんなで手がけることる事ができました。

まだ見ぬ新しいデザインは、それぞれの頭の中の絵を繋ぎ合わせるコミュニケーションの難しさに自分の未熟さを感じる毎日でしたが、
一方で従来のデザイン工程を踏む逆算式ではなく
みんながその“場”を生み出すアーティストとして自然に描く面白さに出会う
貴重な経験ができました。

風の時代、心が動く価値を繋いでいくため1人の想像では生み出せなかったその“場”はまさにShaper 時代を形どる仕事になりました。

どうぶつが「どうぶつ」らしくある場所へ。

初日に遊びにきてくれたハスキー犬のひなちゃん

今回の開院するきっかけとなったのが、現状のペット産業に疑問を感じ、生態販売をやめ動物福祉向上に向け一歩前進した株式会社ホンマとの出会いからはじまりました。

どうぶつが「どうぶつ」らしくある場所へ。

それは都会でも自然とともにある暮らしではないでしょうか。

自宅の車庫から始まった釣具店、株式会社ホンマは、
今では日本最大級の
釣具、ペット用品、アウトドアグッズ
を扱う会社まで発展しました。
その心に流れる哲学は、私たちと繋がる自然への尊い想いであるように感じています。

美しい地球を守るため、
日本の動物福祉向上のため、
この先もパートナー企業として共に歩んでいきます。

text by KIRIKO