旭川デザインウィークに参加しました
旭川デザインウィークとは?
1955年に始まった旭川家具産地展。2015年から「ASAHIKAWA DESIGN WEEK(旭川デザインウィーク、以降はADW)」とその名称を一新。さらに2019年に旭川市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野で認定されたことをきっかけに、同市と東川町など近郊の市町村が参加する地域ぐるみのイベントへと生まれ変わりました。
しかし、2019年コロナウウィルス蔓延の影響下で、オンラインでの開催が続いていた。そのため本年は、地域ぐるみのイベントになって以降、初のリアルでの開催が実現。
6月の旭川の1番気持ちのいい季節に、2週間にわたり地域の様々なデザインを紹介するイベントです。
緑の森どうぶつ病院のテーマは「どうぶつと生きるデザイン」
緑の森どうぶつ病院の「豊岡病院」と「旭神センター病院」2つの場所から参加。
「豊岡病院」では、昨年リニューアルした「自然に1番近いどうぶつ病院」をコンセプトに建築家藤本壮介さん監修のもと建てた病院の院内見学会を行いました。
「旭神センター病院」では、地域の様々な「どうぶつと生きるデザイン」を生み出している方々に旭神センター病院前の広場に出店していただき、1DAYイベントを開催しました。
人と動物の共生のためのデザインの役割
昨年リニューアルした豊岡病院のリニューアル後の待合室は温室空間となっていて、病院の中なのに地面は天然芝で陽だまりと草のにおい。どうぶつたちにとって、居心地のいい場所となっています。それは、私たち「人」にとっても、気持ちのよい優しい空間である事に気付かされます。動物の視点に立ってみると、本質的なところにたどり着く。
本イベントに出店してくださった、動物の視点を取り入れたものづくりなどを行っている事業者の方との出会いを通し、こうした地域の取り組みを繋いでいくことがデザインの役割の一つであると感じました。
「自然都市・旭川」から、私たちを自然に誘ってくれる「どうぶつとの暮らしのあり方」をこれからも多角的に伝えていくことを目指していきます。
text by KIRIKO