私たちの取り組み

私たちの取り組み

私たち、緑の森どうぶつ病院は、「NPO法人 手と手の森」の活動を通じて、人もどうぶつも共生できる優しい社会の実現を目指し、動物愛護活動や動物介在教育などの活動をおこなっています。

助けを必要としている、どうぶつ達のために

緑の森どうぶつ病院を開業してまもないある日のこと、外来時間中に院長の姿が急に病院から消えたことがありました。
しばらくすると何事もなかったように戻ってきて、そして院長はにこにこと、どうぶつたちの診察をいつものように続けるだけでなにも語ってくれません。

そんなちょっと不思議なことがあってから数日後のこと。10人ほどの小学生たちが院長あてに手紙が届きました。

「先生、鳥のひなを助けてくれてありがとう」1年生から6年生まで、いろんな学年のこどもたちが、精一杯の感謝の言葉をつづってくれた手紙でした。

そうです。院長は、こどもたちが公衆電話からかけてきたSOSの連絡を受けて、巣から落ちてしまった鳥のひなを助けるべく病院を抜け出したのでした。
助けるといっても、木に登ってひなを巣に戻しただけだったようですが・・・。その手紙のなかにこんなメッセージがありました。

「ぼくは、本当は先生は来ないと思っていた。でも、先生は来た。びっくりした。ぼくはそんな大人に会ったことがない。先生ありがとう。ぼくは、これから絶対に動物を大切にします。先生ありがとう!」

この男の子の言葉に、私たち緑の森のスタッフたちは胸を突かれました。

私たちは動物病院ですから、一番の使命は緑の森どうぶつ病院を選んで、足を運んで下さるオーナー様とどうぶつたちが健やかな日々を過ごせるようにお手伝いをすることです。
ですが、どうぶつ病院は病院を訪れてくれるどうぶつたちの命だけを助ければよいのでしょうか。
この旭川の地に、日本各地に、世界に、だれかの助けを必要としているどうぶつたちがいるのだとしたら、そのどうぶつたちにも「やさしい手」を差し伸べることが、私たちが目指している「どうぶつ病院」なのだと思い知りました。

鳥のひなを助けたいと思った小学生のように、どうぶつを愛おしいと思う気持ち、どうぶつたちの命を大切にしたいと思う気持ちをお預かりするということは、人とどうぶつをつなぐということ。

私たちはこの気持ちを忘れずに様々な活動に取り組んでいます。

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てとて、しあわせプロジェクト

どうぶつから、人へ。

どうぶつから、人へ。

どうぶつたちとのふれあいは、
どうしてこんなにも心に響くのでしょうか。
言葉に頼らないからこそうまれるつながり。やさしさ。
それはどうぶつが私たちに教えてくれる、たいせつなもの。

イラスト:どうぶつから、人へ。

人から、どうぶつへ。

人から、どうぶつへ。

生きるために、人の手を必要としているどうぶつたちがいます。
人の手によって姿を変えてしまった自然もまた、
生きるために人の手を必要としています。
どうぶつと自然の命を大切にする。
そんなあたりまえの心を守るために、何ができるでしょう。

イラスト:人から、どうぶつへ。

そして人から、人へ。

そして人から、人へ。

どうぶつと思いやりを共有できる人は、
やさしさを人に伝えることができる人だと思うのです。

人。どうぶつ。人。
そんなやさしさのつながりができたら素敵だと思いませんか。

イラスト:そして人から、人へ。

てとて

私たちがめざすもの、
やさしい大人の手。夢ある子供たちの手。
やさしさあふれる動物たちの手。
人生をきざんだ、重みのある手。
何かを背負う、若者たちの手。
そして、ありのままの自然。

手と手をつないで、そして和のようにつながって、
ヒトにも動物にも、自然にも優しい社会をつくりたい。
それが、てとてプロジェクトがめざすものです。

私たちの活動

画像:動物愛護活動

動物愛護活動

負傷動物の治療・保護や 譲渡会の開催、問題行動のトレーニングなど幅広く活動しています。

画像:CAPP

CAPP

高齢者施設・病院・教育の場を訪問し、動物の持つ温もりや優しさにふれていただく活動を行っています。

画像:高齢者向けのペット飼育支援

高齢者向けのペット飼育支援

高齢により動物と暮らす負担が大きくなってしまった方の支援を行っています。

画像:R.E.A.Dプログラム

R.E.A.Dプログラム

子どもたちが犬を相手に本を読み聞かせることで、本への興味を持つと同時に、自分に自信を得る、動物愛護精神を培うことを期待する活動です。

画像:キッズクラブ

キッズクラブ

動物との触れ合いを通じて、大切なものを感じとる心を育む、楽しい学びの場を作っています。

画像:イベントの開催

イベントの開催

動物について楽しみながら学ぶイベントや写真展などを通じた啓蒙活動を行っています。